ビョーク 目を失ったスラヴ族の預言者に 「ノースマン 導かれし復讐者」本編映像

2023年1月20日より劇場公開される、「ライトハウス」「ウィッチ」のロバート・エガース監督が手がけた初のアクション大作「ノースマン 導かれし復讐者」から、アイスランドの歌手ビョークの出演シーンが公開された。主人公アムレートを復讐の旅路へと導く、“失われた目”を隠しているが特徴の「スラヴ族の預言者」を演じている。

屈強なヴァイキング戦士へと成長したアムレートは、幼き頃に誓ったはずの自らの復讐心は遠い記憶の一つになろうとしていた。ある夜、導かれるようにとある場所に訪れたアムレートは、預言者(ビョーク)と出会う。預言者は、アムレートが復讐の螺旋(らせん)の中にいることを思い出すよう言葉を投げかける。「涙を流さぬだけでは一人前の男とは言えぬ。アムレート王子、自らの運命に背を向ける王子よ。何も気にかけぬ野獣。人の涙を奪うだけの野獣。思い出せ!」と語りかけ、アムレートの手を開き何かを握らせる。

本シーンの撮影を振り返り、主演のアレクサンダー・スカルスガルドは「寒かったがちょうど風も雨もなく、このシーンの撮影にとって完璧な満月の夜だった。ビョークを撮影した時、ちょうど満月が彼女の後ろに来たんだ。完璧で信じられないほど清らかな気候の夜に彼女を見られたことは、本当に思い出深い体験だった」と語っている。ロバート・エガース監督も、「ビョークはビョークであり、裏表のない人だ。他にも多くのセレブたちに会ったが、不自然に作り上げられたパーソナリティだったり、わざとらしさがすぐに感じられて偽りの存在に感じた。でもビョークは本物だ。宝飾品に飾られた預言者を演じるにふさわしい人物は、彼女の他に考えられるだろうか?」とビョークの印象を語っている。

「ノースマン 導かれし復讐者」は、叔父のフィヨルニルによって王である父を殺害され母も誘拐された、王子アムレートの復讐を描いたアクション映画。父の復讐と母の救出を誓うアムレートは島を脱出。数年後、怒りに燃えるアムレートは、東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返すヴァイキング戦士の一員となっていた。ある日、預言者と出会い己の運命と使命を思い出すアムレート。奴隷に変装したアムレートは、親しくなった白樺の森のオルガたちと、フィヨルニルが経営している農場があるアイスランドを目指す。

アレクサンダー・スカルスガルドが成長したアムレートを演じるほか、アムレートの父オーヴァンディル王にイーサン・ホーク、母グートルン王妃にニコール・キッドマン、預言者にビョーク、オルガにアニャ・テイラー=ジョイらが顔をそろえる。監督を務めるのは、「ライトハウス」「ウィッチ」のロバート・エガース。初のアクション大作を手掛ける。

【作品情報】
ノースマン 導かれし復讐者
2023年1月20日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国公開
配給:パルコ ユニバーサル映画
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