Dバックスがマクガフ獲得を発表 2年625万ドル+オプション1年

日本時間12月16日、ダイヤモンドバックスは日本プロ野球の東京ヤクルトスワローズを退団してメジャー復帰を目指していた右腕スコット・マクガフを獲得したことを発表した。「FanSided」のロバート・マレー記者によると、契約条件は2年625万ドルで、2025年の相互オプション(年俸400万ドル/バイアウト75万ドル)が付属しているという。なお、マクガフの入団に伴い、2021年にメジャー初先発(通算4度目の登板)でノーヒッターを達成したタイラー・ギルバートがDFAとなった。

現在33歳のマクガフは2015年にマーリンズでメジャーデビューを果たし、この年は6試合に登板して防御率9.45を記録。その後はマイナー暮らしが続き、2019年から活躍の場を日本に移していた。ヤクルトでは4年間プレーし、最初の2年間は主にセットアッパー、その後の2年間は主にクローザーとして活躍。2021年は66試合に登板して3勝2敗31セーブ、14ホールド、防御率2.52の好成績で日本一に貢献し、今季も55試合に登板して2勝2敗38セーブ、4ホールド、防御率2.35と活躍してリーグ2連覇に貢献した。また、アメリカ代表の一員として東京五輪にも出場している。

ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは、ブルペンのグレードアップを今オフの最優先課題に掲げており、すでにカルロス・バルガス、コール・サルサー、ミゲル・カストロを獲得。ここにマクガフを加え、ブルペンの新戦力は今オフ4人目となった。ヘイゼンGMはマクガフについて「獲得できて嬉しい。彼は日本でプレーした数年間で多くの試合を締めくくった経験があり、我々はそれを評価した」と語っている。

ダイヤモンドバックスのブルペンには通算262セーブの実績を誇るマーク・メランソンがいるものの、今季は3勝10敗18セーブ、防御率4.66と打ち込まれており、クローザーの地位は不動ではない。ヤクルト時代と同様の活躍を見せることができれば、マクガフにもクローザー定着のチャンスはありそうだ。

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