福井県鯖江市は12月16日、災害時などの緊急情報配信サービスの登録者7140人にテスト用メールを誤って発信したと発表した。このうち電話番号を登録している921人には、配信情報を伝える自動音声の電話が繰り返し発信された。全国瞬時警報システム(Jアラート)の点検中に、業者が機器設定を誤ったのが原因。
市によると同日午後3時17分と同20分の2度にわたり、「ゲリラ・特殊部隊攻撃情報」「Jアラートのテストです」などと書かれたメールを誤送信した。緊急情報配信サービスはJアラートと連携しており、業者が点検前に切るべき連携機能を切り忘れたという。誤発信の後、市には約40件の問い合わせが寄せられた。
市はメールとホームページで登録者に陳謝した。今後は業者の点検に職員が立ち会うなどの再発防止策を講じるとした。