子どもの貧困撲滅へ サンタ姿で街をパレード 宇都宮【動画】

サンタ姿で街を練り歩く参加者ら=18日午前11時35分、宇都宮市江野町

 サンタクロース姿で街を走り、ごみ拾いもしながら子どもの貧困撲滅を訴えるイベント「サンタdeラン&クリーン」が18日、栃木県宇都宮市中心部で開かれた。仮装した参加者約200人が、子どもたちへの支援を呼びかけた。

 実行委員会と、市民活動を支援する「とちぎコミュニティ基金」の主催。今年が7回目で、昨年と一昨年は新型コロナウイルスの影響でパレードとごみ拾いを実施した。今回は3年ぶりに「ラン」が復活した。

 参加者は「子どもの貧困撃退」などと書かれた横断幕を手に持って、オリオン通りや大通りなどを練り歩いた。その後、同市江野町のオリオンスクエア周辺のごみを拾ったほか、「ラン」の参加者が3〜12キロのコース別に次々と出発した。

 参加費や募金は、子どもの貧困支援に取り組む県内19団体に寄付される。とちぎ自主夜間中学宇都宮校の大橋衛(おおはしまもる)副校長(57)は「多くの人に各団体の存在を知ってもらい、自身にできることを考えるきっかけにしてほしい」と話した。

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