『全国高校選抜ホッケー』岐阜で23日から 女子・川棚 “夏冬連続4強以上へ”

本番に向けて個人技やパスワークを磨く川棚=東彼川棚町、川棚高ホッケー場

 ホッケーの第54回全国高校選抜大会は23~27日、岐阜県各務原市の川崎重工ホッケースタジアムなどで行われる。各地区代表の男女それぞれ24校がエントリー。長崎県勢は夏の四国インターハイで初の全国3位となった女子の川棚が、11月の九州予選(4枠)を制して、2年連続7度目の出場を決めた。
 夏に続いての「4強以上」を目標に掲げる。まずは選抜大会初勝利を飾って弾みをつけたい。
 今季のチームの特長は展開の速さ。日々の練習で培ってきたスタミナを生かしながら、攻守両面で持ち味を発揮したい。志田監督は「仕上がりは今までで一番いい。全員が前のめりになって攻めてくれれば」と手応えをつかんでいる。
 エース田中がFW陣をけん引する。松尾、山口の2年生両サイドは、実戦経験を積んで頼もしくなった。インターハイで何度も得点につなげたペナルティーコーナーの得点源となるのはDF辻田。カウンターなどの相手のサイド攻撃には、左サイドのMF小浦らの対応がカギになってくる。
 初戦の相手はインターハイ準々決勝で競り勝った巨摩(山梨)と守備が堅い立命館(京都)の勝者。勝ち上がれば、準々決勝は10月の栃木国体を制した岐阜各務野との大一番になりそう。主将のMF山内は「相手のネームバリューに惑わされず、コートを広く使ってしっかり走りたい」と本番を見据える。


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