東北南部や北陸 19日(月)夕方まで大雪警戒 今週は気温の変動大きい 23日(金)ごろに再び大雪に

19日(月)の天気・気温、午前11時の積雪

 昨夜~19日(月)朝にかけて東北南部や北陸を中心に雪が強まり、福島県や新潟県に「顕著な大雪に関する気象情報」が発表された。東北南部や北陸はきょう夕方まで警報級の大雪となる所があるため、積雪や路面の凍結による交通障害に警戒が必要だ。そのほかの日本海側でも、引き続き積雪や路面の凍結、電線や樹木への着雪、なだれに注意が必要となる。

大雪と寒さ続く

19日(月)の雪と雨の予想

 冬型の気圧配置が続き、日本海側は東北南部や北陸を中心に短時間で降雪量が多くなっている所がある。西日本の日本海側は次第に雪の降り方は弱まるが、東北南部や北陸は夕方まで雪の降り方が強まり、平地でもさらに積雪が増える所があるので警戒・注意が必要だ。けさは今季一番の冷え込みとなった所が多いが、午後も全国的に平年の気温を大きく下回る状態が続く見込み。

気温 乱高下

20日(火)の天気と気温

 あす20日(火)は次第に冬型の気圧配置が緩み、日本海側の雪の降り方は全体的に勢いを弱める見通し。きょうに比べてやや気温が上がるため、北陸の平地は雪ではなく雨の降る所がありそうだ。ただし、積雪の多い地方は屋根や樹木などからの落雪、なだれに対して引き続き注意が必要となる。

21日(水)・22日(木)の天気と気温

 天気の変化は早く、21日(水)~22日(木)は全国的に低気圧の影響を受ける見込み。太平洋側でも雨の降る所が多く、東京あたりは21日(水)夜~22日(木)朝は本降りの雨となる可能性がある。なお、北日本の上空にも南から暖気が流れ込み、急に気温が上がるため、北海道で雨の降る所も出てきそうだ。

23日(金)~25日(日)の天気・気温、23日(金)の上空寒気

 一方、22日(木)午後は西から再び寒気が流れ込み、午後は西日本の日本海側から雨が雪に変わり、西寄りの風が強まる見通し。23日(金)は西日本、北陸~東北の日本海側を中心に雪となり、各地で荒れた天気となりそうだ。上空の気温が低いため雪雲が発達しやすく、北陸や東北を中心に再び大雪となるおそれがある。24日(土)~25日(日)にかけても、全国的に風の冷たい状態が続く見込み。

(気象予報士・高橋和也)

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