広島市郊外も積雪 県北部を中心に雪 中国地方 国道11か所で立ち往生

19日、広島県内では、北部を中心に断続的に雪が降っています。広島市の郊外でも積雪で交通が混乱したところがありました。

山崎有貴 記者
「午前8時、広島市郊外です。手元の温度計は氷点下を指しています。車の動きもゆっくりとなっています」

広島市 安佐南区の大塚地区では、車道にも雪が積もりました。

中にはチェーンをつけている車も…。通勤時間帯の車は速度を落として、慎重に走っていました。

通勤する人たち
「寒いし、例年より早い気がします」

「保育園とわたしの仕事も遅刻して行く。雪のため」

山崎有貴 記者
「上り坂では、ゆっくりと坂道を上がってきていて、トラックが1~2台、こちらを見ても左側の車線に1台、トラックが止まっています」

高速道路の近くでは、トラックの運転手がチェーンを巻いていました。

大型トラックの運転手
「納品自体は午前9時ぐらいには終わったが、そこから道が動かなくて、やっとここまで来た。冬用タイヤ規制になっていたので、チェーンを巻こうと」

― チェーンを巻くのは久しぶり?
「慣れていないので難しい。手も冷たいし…」

中国地方整備局によりますと、17日(土)からの雪で中国地方の主な国道では、11か所で車両が立ち往生しました。このうち9か所が、ノーマルタイヤの車両が関係していたということです。

整備局は、積雪した道路で滑り止めの措置をとらないと「法令違反になる」として、冬用タイヤやチェーンの着用を求めています。

午前の時点での積雪は、庄原市の高野で平年の4倍を超える60センチ近くに…、北広島町の大朝でも40センチ近くに達しました。

この雪のため、県内の高速道路は、中国道と広島道の一部区間や、浜田道が通行止めとなっているほか、冬用タイヤ規制になっている区間があります。

警察によりますと、先週16日(金)から19日(月)朝までに雪によるとみられる交通事故が130件余り発生していて、8人が軽いけがをしたということです。

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