クリスマスシーズンを迎え、栃木県内のイチゴ農家で県オリジナルの新品種「とちあいか」などの収穫が最盛期を迎えている。
「とちおとめ」に代わる次世代エースとして期待が高いとちあいかは、今季で出荷4シーズン目を迎えた。
栃木県真岡市大根田、農業上野圭太郎(うえのけいたろう)さん(42)方では、ハウス30棟計1.1ヘクタールでとちあいかを栽培する。収量の多さや病気の強さから昨年、とちおとめから切り替えたという。
19日は早朝から上野さんや両親らで、赤く丸く育った果実を丁寧に摘み取った。この時季は1日数百キロを収穫。自宅でパック詰めをした後、農協を通じて首都圏市場に出荷される。
上野さんは「とちあいかは味、形が良くて作りやすく、これ以上ないイチゴ。ぜひ栃木のおいしいイチゴを食べてほしい」と話した。