「ドローン講習課程」開講 佐世保・大塔自動車学校 民間資格が取得可

ドローンの活用法などを紹介した体験会=佐世保市、佐世保大塔自動車学校

 長崎県佐世保市大塔町の佐世保大塔自動車学校は、ドローン専門のスクールを全国で展開するJUIDA認定の「ドローン講習課程」を開講した。
 JUIDAは国土交通省公認の無人航空機の管理団体。ドローンが農業分野やインフラの測量などに活用される中、同課程では、操縦に必要な知識、技術、安全管理などの民間資格が取得できる。
 同課程は3日間の「操縦技能取得」、4日間の「操縦技能・安全運航管理者取得」の二つのコースがある。ドローン操縦資格免許が今月、国家資格として制度化されており、同課程でライセンスを取得すれば、国家資格受験の際に実技や学科の受講時間数が大幅に免除される。
 今月12日に開講式があり、原義則校長が「ドローンが普及する中、トラブルも増えている。自動車教習のノウハウを生かし、安全に操作する人材を育てたい」とあいさつした。一般者を対象にした体験会も実施し、参加した佐世保市の第一検査工業に勤務する橋口優樹さん(39)は「会社は建物の点検業務などをやっている。人がアクセスできない場所の点検など、今後活用が増えてくる」と話した。 

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