【小山】市自然共生課はこのほど、コウノトリの巣作りを体験するワークショップを下生井の渡良瀬遊水地コウノトリ交流館で開いた。
体験を通してコウノトリの習性や巣の構造を学び、営巣環境を守るきっかけにしようと初めて開催した。
兵庫県立コウノトリの郷公園の船越稔(ふなこしみのる)主任飼育員を講師に迎え、下生井小の児童や保護者ら約40人が参加した。
ワークショップで参加者たちは、遊水地周辺で事前に集めた木の小枝やわらを使い、直径約1.5メートルの土台に小枝を組み合わせた頑丈な「外巣」と、わらを踏み固めた柔らかい「内巣」を約1時間かけて作った。
同課生物多様性係の小久保智史(こくぼさとし)係長は「子どもたちが終始、楽しそうに学んでいたので良かった」と話していた。作った巣は同交流館で展示している。