東海大学の山下晴奈がVリーグ1部デンソー入り 福井県出身のアウトサイドヒッター

バレーボール全日本大学選手権でプレーする東海大学の山下晴奈=12月2日、東京都の大田区総合体育館

 バレーボール女子Vリーグ1部(V1)のデンソーは12月21日、福井工大福井高校出身で東海大学4年の山下晴奈(22)が2023年度入社内定選手に決まったと発表した。山下は「チームとしては日本一、個人としては全日本代表を目標に日々努力したい」と抱負を語った。福井県勢女子のV1選手誕生は18年度に日立に入団した上坂瑠子(福井工大福井高出身)以来5年ぶり。

⇒バレーボール中垣内祐一さん、古里福井で大学教授に

 山下は身長172センチ、ポジションはアウトサイドヒッター。抜群のセンスで攻守にバランスが取れたオールラウンダー。背番号は「1」。

 福井県福井市生まれで社南小学校2年から競技を始めた。福井工大福井高2年時に全国高校総体(インターハイ)で県勢50年ぶりの3位入賞、翌年の福井国体では少年女子(同校単独)の主将として7位入賞に貢献。U19(19歳以下)日本代表としてアジアジュニア選手権で優勝した。

 東海大では1年時からレギュラーとして活躍。3年時に全日本大学選手権で6年ぶり8度目の優勝、4年時に2連覇を達成するなど数々のタイトル獲得に貢献した。

 デンソーは1972年創部。愛知県西尾市に拠点を置く。85年度に日本リーグ(現Vリーグ1部)に昇格し、最高成績は2007年度の準優勝。全日本選手権や全日本男女選抜大会を制するなど名門チーム。

© 株式会社福井新聞社