安物インド製品を「シャネル」に偽装し米輸出...韓国人ら3名摘発 米韓FTA悪用

指輪やネックレスなど低価格のインド産の金製品を韓国産に偽装して米国に輸出した貿易業者が税関に摘発された。

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関税庁ソウル本部税関は12日、インド人貿易業者D氏と韓国人共犯2人を対外貿易法違反などの容疑でソウル中央地検に送致したと12日明らかにした。

彼らはインドから米国に直接輸出する際に発生する関税を回避するため、低価格のインド産リング、ネックレスなどのアクセサリーを韓国内に持ち込んだ後、原産地を誤魔化して米国に輸出した疑いを受けている。

欧州されたアクセサリーなど/韓国関税局

韓国・インド包括的経済パートナー協定(CEPA)と韓米自由貿易協定(FTA)によってインドから韓国に輸入すれば、韓国から米国に輸出する際に特恵関税0%を適用することができる。(※インドから米国に直接輸出すれば5.5%の関税が発生)

彼らは2020年から約2年間、時価267億ウォン(約28億円)規模のインド産金アクセサリー9万4千36点を輸入した後、追加加工なしで原産地ラベルだけを変え、韓国産に偽装して米国に輸出したことが分かったという。

この過程でシャネルなど海外の有名商標を無断で盗用し、時価27億ウォン(約2.8億円)相当の金製品870点を不法輸出入した疑い(商標法違反の疑い)も受けている。

ソウル税関は昨年、駐韓米国大使館で関連情報を入手した後、調査に着手し、D氏が韓国内に建てた法人などを押収捜索し、このような疑いを明らかにした。

ソウル税関は「低価格・低品質の外国産製品を韓国産に偽装輸出して《Kブランド》の価値と名声を損なう犯罪を遮断することで、グローバル市場で韓国産製品のブランド価値を守るために努力する」と明らかにした。

※アイキャッチ画像=韓国ショッピングサイト

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