第40回岡山県児童生徒新春競書大会(山陽新聞社主催)の1次審査が22日、岡山市北区柳町の山陽新聞社で行われた。審査を通過した5200人は、来年2月19日に県内4会場で開かれる席上揮ごうに挑む。
課題は「そら」(小1)、「大切な命」(小5)、「平等な社会」(中2)など。県内の幼児と小中学生から力強く書き上げた1万1214点が寄せられた。
会場では書家約90人が、全体のバランスや点画が正しく書けているかなどを一点ずつ丁寧にチェック。揮ごう参加者と秀作に分けた。
審査委員長の中池竺舟県書道連盟会長は「新型コロナを吹き飛ばすくらいの元気のいい、伸び伸びとした作品が目立つ。練習を重ね、一生懸命課題に取り組んだことが伝わってくる」と講評した。
前回は新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、席上揮ごうを中止したが、今回は岡山、倉敷、笠岡、津山市で通常通り開催する予定。2月21日の2次審査で特別賞、特賞、特選、奨励賞を決定し、特選以上の作品は3月21~26日、岡山市北区天神町の県天神山文化プラザで展示する。