オリオン通りに屋内型の屋台村、来年4月オープンへ 22店舗、イベント開催も

屋内型屋台横丁「夜市横丁」のイメージ模型

 店舗プロデュースのエンタメシ(宇都宮市元今泉4丁目、清野英仁きよのひでと)社長)は、宇都宮市曲師町のオリオン通りに屋内型の屋台村「夜市横丁(よいちよこちょう)」の整備を進めている。空き店舗を活用し、内部に22区画(約460席)を設ける大型飲食施設。年内に出店者募集を始め、来年4月末のオープンを目指す。

 同社は県内外で居酒屋、焼き肉、ステーキ、ラーメン店やビアガーデンなど飲食事業を展開し、ピーク時には16店舗を運営した。現在は店舗プロデュースのほか「宮コン」などのイベント事業に重点を置く。

 屋台事業に乗り出したのは、オリオン通りにある閉店したパチンコ店(約660平方メートル)から、物件の利用を持ちかけられたのがきっかけ。屋内型の屋台村が都内の繁華街で新たな外食業態として注目されていることも理由という。

 場所はオリオン通り東端のバンバ通りとの交差点近くで、キャッチコピーは「日本と世界をつなぐ出会いの広場」。カウンター11席を備え、通路側に4人掛けのテーブル2卓を置く店舗を21店、約40人収容の店舗1店を整備する。焼き鳥、おでん、たこ焼き、鉄板焼き、お好み焼き、韓国料理などの出店者を募る。

 芸能人やアーティスト、マジシャンなどを招いたイベントも催す計画で、清野社長は施設運営戦略として「毎日が週末、週末はお祭りの人出」を掲げる。「オリオン通りは飲食店の出店が相次ぎ、空き店舗があまりない状態。集客に不安を持つ人でも出店できるようにする。特にオーナー自身による出店を歓迎したい」としている。

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