“クリスマス寒波”広島県で大雪 交通機関に大きな影響(午後1時現在)

広島県の上空にはこの冬一番の強い寒気が流れ込んでいて、22日夜から断続的に雪が降っています。この雪で、高速道路や国道2号の一部で通行止めになるなどの影響が出ています。

広島県内では、午後1時現在、庄原市高野で80cm、北広島町八幡で68cm、北広島町大朝で50cm、広島市でも4cmの積雪が観測されました。

この雪の影響で県内の中国自動車道は全線で通行止め。山陽自動車道は高屋JCT・IC~広島東IC下り、広島IC~広島東IC上りが通行止めとなっています。通行止めの影響で広島空港行きのリムジンバスが始発から運転見合わせとなっています。このほか一部の高速バスや路線バスで運休や運転見合わせとなっています。

また、国道2号では東広島市西条町の仁賀口交差点~広島市安芸区の上瀬野1丁目交差点で通行止めになっていましたが、正午に解除されました。

JRでは山陽新幹線の東広島~博多間で徐行運転をしているためダイヤが乱れています。また在来線では芸備線の備後落合~志和口で運転見合わせ。福塩線の府中~三次で運転見合わせ。その他の路線でも遅れなどが出ています。

広島市の安佐動物公園や庄原市の国営備北丘陵公園が臨時休園になっています。

広島地方気象台によりますと、この雪は24日にかけて断続的に降り続く見込みで、広島県内では23日から24時間で南部の山地で60cm、平地で30cm、北部の山地で60cm、平地で40cmの降雪が予想されています。

普段雪の少ない南部でも大雪となり、積雪や路面の凍結に警戒してください。またカーポートや老朽化した建物などは倒壊の恐れもあるため、近寄らないよう注意してください。

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