さあ冬休み 感染に気を付けて 岡山県内の小中学校などで終業式

担任から通知表を受け取る芳泉小の児童

 岡山県内のほとんどの小中学校や高校で23日、2学期の終業式があった。児童生徒は通知表を受け取り、新型コロナウイルス禍が拡大して3度目の冬休みを迎えた。

 岡山市南区芳泉の芳泉小では感染対策として全校児童約1220人を体育館に集めず、各教室のテレビ放送で平井秀尚校長らのあいさつを流した。生活指導担当教諭は「3密」を避けるとともに、人の多い場所への外出をできるだけ控えるよう呼びかけ、児童はマスク姿で校歌を斉唱した。

 6年D組では担任の丸井翔太講師(26)が一人一人に通知表を手渡し「成功しても満足せず、さらに高みを目指そう」と声をかけた。女児(11)は「2学期は修学旅行でみんなと大阪や京都に行けて楽しかった。冬休みには家の手伝いを頑張りたい」と話した。

 3学期の始業式は岡山と玉野、新見市の小中学校などが来年1月6日、他の多くの学校が同10日に予定している。

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