「いちご王国」アンバサダー倍増 イチゴ狩りで魅力再認識

イチゴ狩りをするアンバサダーたち=23日午後、小山市

 栃木県は23日、交流サイト(SNS)などで県産イチゴの魅力を県内外に発信する「『いちご王国』アンバサダー」として21組を決定し、委嘱式を行った。体験会も開かれ、アンバサダーたちがイチゴ狩りなどを通じて、発信強化に向け県産イチゴの魅力を再認識した。

 アンバサダーは発信力が強い人たちの力をPR活動に生かすのが狙いで、初年度だった2021年度の10組から倍増した。生産者やフリーアナウンサー、サッカーの「栃木シティフットボールクラブ」、足利銀行のマスコットキャラクター「パスカル」などバラエティーに富んでいる。任期は来年3月末まで。

 委嘱式は栃木市大塚町の県農業試験場いちご研究所で行われ、出席した17人が県産イチゴの歴史などを学んだ後、小山市大川島の観光農園いちごの里ファームで「スカイベリー」のイチゴ狩りを体験した。

 野菜ソムリエの資格を持ち、ウェブサイトでライターとしても活動する名古屋市千種区、勝田紀久子(かつだきくこ)さん(49)は「思った以上に甘くて驚いた。イチゴはたくさんの品種があることを知ってほしい」。インスタグラムで情報発信する真岡市久下田、酒店社長の市井元(いちいはじめ)さん(42)は「栃木のイチゴが他県でも認知されるようにしたい」と意気込んだ。

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