日本サッカー協会は15日、カタールワールドカップ（W杯）で日本代表コーチを務めた上野優作（うえのゆうさく）氏（49）＝真岡市出身＝が退任し、来季からJ3岐阜の監督に就任することを発表した。上野氏がJリーグクラブでトップチームの指揮を執るのは初めて。
上野氏は真岡高、筑波大を経て福岡、広島、栃木SCなどでプレー。現役引退後の2010年に栃木SCでコーチとなり指導者へ転向した。
J1浦和のコーチなどを歴任し21年1月、日本代表コーチに。W杯アジア最終予選突破に貢献した。カタールW杯ではベンチ入りして森保一（もりやすはじめ）監督や選手らをサポート。グループリーグE組でドイツ、スペインと欧州の強豪国相手に逆転勝利して決勝トーナメントに進出したチームを陰で支えた。
上野氏は協会を通じ「日本を代表する選手たちの『最高の仕事』をサポートできたことを誇りに思います」とコメント。このほか栃木県関係者では米山篤志（よねやまあつし）氏（46）＝宇都宮市出身＝が来季からJ3讃岐の監督に就任する。
