<わがまち回顧2022> 大村支局 新大村駅前開発で基本協定

商業施設やマンションの建設が予定されている新大村駅前の開発用地=大村市植松3丁目

 市制施行80周年の今年、西九州新幹線新大村駅前の市有地開発計画について、市は民間事業者のグループと基本協定を締結した。来年4月に着工予定で、2024年春にも商業施設がオープン。25年春までに全区画が完成する見込みだ。
 計画では公園を中心に、スーパーのゆめマートをはじめ生活雑貨店や飲食店、クリニックなどを整備。4棟約190戸の分譲マンションも建設する。商業施設などでは200人超の雇用が見込まれている。
 開発地前に通る都市計画道路池田沖田線(3.42キロ)も3月に全線開通。歩道と自転車用道を分離整備した県内初の道路で、県によると国道34号の渋滞緩和など交通の利便性向上に効果が出ているという。
 同駅から直線距離で約2キロの市民プールでは新市庁舎の建設も決定。まちの姿は今後、大きく変わっていく。市は「新大村駅前のにぎわいを創出し、効果を市内に波及させていく」としており、新幹線開業と合わせ整備効果を最大限に生かす取り組みに注目したい。
 主なニュースは▽大村ボートの21年度の売り上げが2年連続で日本一に▽おおむら夏越まつりの花火大会と総踊りを3年ぶりに開催▽「風流踊(ふりゅうおどり)」を構成する黒丸踊と沖田踊が無形文化遺産に▽「SG第37回グランプリ」が大村ボートで初開催


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