“高さ約14メートル” そびえる大門松に繁栄願い 雲仙・橘神社

完成した大門松を見上げる参拝客=雲仙市千々石町、橘神社

 長崎県雲仙市千々石町の橘神社で25日、年末恒例になった高さ約14メートルの大門松が完成した。神事で中学生が神楽を舞い、地元有志でつくる肥前千々石鉄砲隊が火縄銃の空砲を響かせた。
 大門松造り実行委(13人)が2000年末から毎年設置し、今年も11月下旬から製作。48本の竹を高所作業車で組み上げ、胴回り約8メートルの土台を南天や松、梅の枝などで飾り付け。この日の早朝から土台にしめ縄を巻いて仕上げた。
 実行委のメンバーは「いやさか~、お~」の勝ちどきを上げて地元の繁栄を祈願。馬場勝委員長(77)は「天に向かって立つ大門松を見上げて、晴れやかな気持ちで新年を迎えてほしい」と話した。


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