福田知事、タイで栃木県の食PR イベントでとちあいかなど提供

商業施設で県産品をPRする福田知事=24日午後、タイ・バンコク(県提供)

 栃木県産品の輸出拡大や観光誘客に向けてタイを訪れていた福田富一(ふくだとみかず)知事らは活動の実質的な最終日の24日、タイの首都バンコクの商業施設で本県の食をPRするイベントを開くなどした。訪問団は25日夕、5泊6日の日程を終えて帰国した。

 イベントでは、とちぎ和牛や本県オリジナル品種のコメ「とちぎの星」を使ったタイ風の牛丼、県産ナシのにっこり、イチゴのとちあいかの試食を提供。福田知事が現地のバイヤーや消費者に魅力を直接アピールした。

 県産品の輸出促進の参考にするため、日本産生鮮食品の卸売市場「トンロー日本市場」も視察。運営会社社長から、日本食市場や食品の流通事情などの紹介のほか、日本の地方自治体と連携したフェアを3年続けるとファンが定着したといった説明を受けた。

 県議や県職員、企業関係者らでつくる訪問団は20日にベトナムに入国。タイに移った23日にはタイ政府観光庁と観光交流促進に向けた趣意書を締結したほか、現地の日本大使館も訪問した。

日本産生鮮食品の卸売市場を視察する福田知事(左端)ら=24日午前、タイ・バンコク(県提供)

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