栃木県の全国旅行支援が1月10日再開 割引縮小、最大7千円に

栃木県庁

 栃木県は19日、新型コロナウイルス禍で落ち込んだ観光需要の回復を目指す全国旅行支援「いちご一会とちぎ旅」について、年明けは1月10日宿泊分から再開すると発表した。割引率は引き下げ、地域限定クーポンの付与を合わせた支援はこれまでの1人当たり最大1万1千円から最大7千円にする。対象期間は来年3月31日宿泊分まで。

 いちご一会とちぎ旅の年内の対象期間は今月27日宿泊分までとなっている。

 来年の再開後の割引率は、現行の一律40%から20%に引き下げる。上限額は交通付き旅行商品が1人1泊5千円、宿泊のみや日帰りは1人3千円。

 地域限定クーポンは平日がこれまでの3千円分から2千円分とし、原則電子クーポンで提供する。休日は千円分で変更はない。

 再開分の販売は、今月21日午前0時から準備ができた事業者ごとに順次開始する。販売開始よりも前に、対象期間の宿泊予約をしている場合は対象外となる。

 県は12月補正予算に45億円(約91万9千人泊分)を計上した。

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