夜空跳ねるウサギ 勢いある年に 和気・由加神社で「浮干支」点灯

ちょうちんでウサギをかたどった「浮干支」

 岡山県和気町大田原の由加神社で26日、来年のえと・卯(う)をちょうちんでかたどった「浮干支(うきえと)」の点灯が始まり、愛らしいウサギが闇夜に浮かび上がった。

 神社の裏山に鉄パイプで縦9メートル、横12メートルの骨組みを設け、直径25センチのちょうちん約160張りでウサギを点描。日没後に明かりがともると、今にも跳びはねそうな姿が現れた。

 新庄俊昭宮司(48)は「ぴょんぴょんとはね回るウサギのように、勢いのある年になってほしい」と話していた。

 大みそかを除く1月4日までの日没~午後9時に点灯。元日は午前0時から夜明けまでともす。

 浮干支は、2001年の巳(み)年向けから毎年飾っている。

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