福井出身力士の鳥山、しこ名を「北乃庄」に 大相撲初場所から、柴田勝家が築いた城に由来

初場所から「北乃庄」に改名する鳥山

 日本相撲協会は12月26日、福井県福井市出身の鳥山(19)=本名鳥山優太郎、放駒部屋=が初場所から、しこ名を「北乃庄(きたのしょう)」に改名すると発表した。

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 福井で柴田勝家が築いた北ノ庄城(現在は城址)を由来とし、師匠の放駒親方(元関脇・玉乃島)のしこ名から「乃」の一字をもらった。親方や兄弟子らと相談し決めたという。

 鳥山は福井新聞の取材に「まずは地元の人に分かってほしいという思いから、歴史ある福井の城の名称から取った」と話した。初場所に向けて「しこ名の重みを感じ、福井を背負う強い気持ちで臨みたい」と意気込んだ。放駒親方は「福井出身という分かりやすいしこ名。これからがスタートなので、引き続き日々の稽古に励んでほしい」と期待を込めた。

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