行灯大鳥居、今年はオレンジ 下野の星宮神社、宮司「みんなが元気に」

夕闇に浮かび上がる「行灯大鳥居」

 【下野】年末恒例の「行灯(あんどん)大鳥居」が24日、下古山の星宮神社にお目見えした。

 年末に近隣の子どもたちが新年の願い事を布に書き込み、地域住民や氏子総代が自作した高さ約7メートルの大鳥居に巻き付けて同神社に設置する恒例行事。

 毎年鳥居の色を変えており、この日はオレンジ色の布に子どもたちが「新型コロナが早く収まってほしい」「勉強ができますように」などと記した。古山小4年の山口和香(やまぐちわか)さん(10)は「来年は新型コロナがなくなっていろんなことができれば」と話す。

 夕方、大鳥居の中に取り付けた約30個の電球がともされると、柔らかなオレンジ色の光が辺りを照らした。小林靖(こばやしやすし)宮司は「オレンジは元気の色。コロナ禍も収束してみんなが元気になれば」と祈っていた。

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