迫力! ウサギの巨大絵馬登場 岡山神社、揺れる首や尻尾で出迎え

跳びはねるウサギをデザインした岡山神社の巨大絵馬

 岡山神社(岡山市北区石関町)は、来年の干支(えと)・卯(う)の巨大絵馬を境内に設けた。跳びはねるウサギを張り子で立体的に作り上げており、迫力ある姿で初詣客を迎える。

 絵馬は縦3.2メートル、横1.8メートル。ウサギはワイヤの骨組みに新聞紙を貼り付け、ペンキで色塗りした。首や尻尾は、風が吹くと揺れる。デザイン事務所のシファカ(同市)と同市を拠点に活動するデザインユニット・COCHAE(コチャエ)が制作し、奉納した。

 紙絵馬(2枚500円)も作った。表面はウサギ、裏面はニンジンのデザイン。巨大絵馬に装飾された草原に挟むことができ、ウサギがニンジンを狙っていたり、草の間から顔をのぞかせているように見える。背の低い子どもでも飾りやすいよう絵馬を縦長にした。

 久山信太郎宮司(44)は「新型コロナウイルス禍による制約はまだ残っている。来年こそ多くの人がウサギのように自由に飛び回れる一年になってほしい」と話した。

 干支の巨大絵馬は2012年から毎年設置。来年夏ごろまで拝殿に飾る。

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