「ウサギの上り坂」で順調な年に 早島の神社 イグサの大型干支飾り

鶴崎神社にお目見えしたウサギのジャンボ干支飾り

 岡山県早島町早島の鶴崎神社に、新年用のウサギのジャンボ干支飾りが登場した。高さ2.35メートル、幅1.2メートルの立像で、町の伝統産業にちなんでイグサを使って製作。跳躍力やパワーを感じさせる姿に仕上がっており、参拝客を楽しませている。

 太田浩司宮司(62)が、畳表業者から譲り受けたイグサを針金と金網の骨格に巻き付け、3週間がかりで作った。24日に氏子総代らにお披露目され、太田宮司は「『ウサギの上り坂』と言われるように、来年は全てが順調にいく一年になれば」と期待を寄せていた。

 大みそか(午後11時半~夜明け)と三が日(各日没~午後7時)にはライトアップも行う。設置は来年2月5日までの予定。

 ジャンボ干支飾りは同神社の恒例行事で、イグサの飾りは2014年用から作っている。

© 株式会社山陽新聞社