冬用タイヤの装着率87% 那須の国道でAI調査

那須で実施された冬用タイヤ装着率調査

 【那須】国土交通省関東地方整備局宇都宮国道事務所はこのほど、高久甲の国道4号下り線弓落チェーン着脱場で、冬用タイヤ装着率調査を実施した。

 降雪シーズンを迎え、冬用タイヤ装着の啓発と装着状況の把握が目的。調査は自動判別システムを用いて実施した。

 同事務所は着脱場前を通過した車両のタイヤをカメラで撮影し、AI(人工知能)で溝の深さなどから冬用タイヤかどうかを瞬時に判定した。併設されたモニターに、冬用タイヤは「OK」、それ以外は「NG」と表示された。速報値では、午後1時半~3時半に通過した全865台中約87%の756台が冬用タイヤを装着していた。

 同事務所管理第二課の石坂宏(いしざかひろし)課長は「安全、安心は一人一人の心がけから成り立つ。少しでも早く冬用タイヤへの履き替えてほしい」と話した。

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