泣きながら歩いていた女児保護 高校生ら女性2人お手柄 

荒川さん(中央)と高野さん(右)

 【さくら】迷子になった3歳女児を保護したとして、さくら署は27日、さくら清修高3年高野智永里(たかのちえり)さん(18)と派遣社員荒川由佳(あらかわゆか)さん(37)に感謝状を贈呈した。

 2人は5月12日午後、氏家の歩道を泣きながら歩いていた女児に気付いた。自転車で下校中の高野さんが声をかけている所に、車で通りかかった荒川さんも合流。2人は話し合い、徒歩で勝山駐在所に向かい警察官に引き継いだ。

 高野さんは「自分が通り過ぎてしまったら、子どもがどうなるか分からず、心配だった」、荒川さんは「現場付近は交通量も多い。とっさに反応し、車を停車させていた」と話した。

 小川康博(おがわやすひろ)署長は「声をかけるのを含めて、とても勇気のいる行動。ありがとうございます」と感謝した。

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