福井県内の市町や観光協会が参画する「ふくい城巡りプロジェクト」実行委員会が、越前和紙で一乗谷朝倉氏遺跡(福井市)のシンボル「唐門」を作るペーパークラフトを商品化した。制作時間の目安は約3時間で、「大人でもじっくりと取り組める」と好評という。
福井市の造形作家でペーパークラフトの「ごじら工房」主宰の内藤秀信さんと、敦賀市のデザイナー時里嶺さんに開発を依頼。県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館の開館に先駆け、2021年秋から22年春にかけて福井市内で開いたサテライト展示のワークショップの題材に使用。参加者から好評で、22年10月の同博物館オープンに合わせ商品化した。
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A3判の越前和紙2枚に印刷された15のパーツを切り取り、木工用ボンドで組み立てる。完成後の大きさは幅約21センチ、奥行き約15.5センチ、高さ約13センチ。
内藤さんらが既に開発していた福井市宣伝隊長のゆるキャラ「朝倉ゆめまる」のペーパークラフトも商品化した。
ともに同博物館のミュージアムショップ、朝倉氏遺跡保存協会の売店、道の駅「一乗谷あさくら水の駅」で販売している。価格は1100円(税込み)。