【2023年初日の出予想】太平洋側を中心に好条件 どうなったときが日の出になるか

2021年1月1日 東京都港区(撮影=鈴木悠 気象予報士)

 2022年もあとわずかとなり、日付が変われば2023年を迎える。新年を迎えると、毎年初日の出を見に出かけるという人も多いかもしれない。日本では1年で最初の夜明けとしてめでたいとされ、全国各地で初日の出を見る風習があるが、全国で盛んになったのは明治以降と歴史は新しいと言われている。

西~北日本の太平洋側ほど晴れ

1日(日)全国の天気と予想気温

 2023年の初日の出は、太平洋側ほど晴れて見られるチャンスがありそうだ。また、九州では日本海側も含めて晴れ、沖縄本島でも晴れる見込み。
 山陰から北日本日本海側にかけては雲が広がりやすく、雨や雪の所もある見通し。初日の出を見るのは難しそうだ。

日の出時刻は太陽が顔を出した瞬間

1日(日)朝の天気分布予想と初日の出の時刻

 国立天文台によると、日本で最も早い初日の出は南鳥島で午前5時27分ごろ、人が住んでいる所で最も早いのは小笠原母島で午前6時20分ごろとのこと。また、北海道、本州、四国、九州の平野部で1番早いのは千葉県犬吠埼で、午前6時46分ごろだということだ。
 ちなみに日の出時刻前に空は明るくなり始めるが、日の出時刻とは「太陽の上辺が地平線(または水平線)に一致する時刻」であり、太陽が地平線から顔を出し始めた瞬間となる。

1日(日)午前7時の予想気温と服装の目安

 なお、初日の出時刻前後は1日の中でも寒さが最も厳しくなるため、見に行く場合は徹底した寒さ対策が必要だ。また、感染対策も万全にして楽しむようにしたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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