元日夜から冬型の気圧配置強まる 北陸や北日本日本海側は大雪や猛ふぶきによる交通障害に十分注意

1日(日)全国の天気と降水確率

 2023年元日は冬らしい天気分布の中でスタートし、夜遅くから4日(水)ごろにかけては北陸から北日本日本海側の山沿いを中心に大雪や猛ふぶきとなるおそれがある。特に2日(月)や3日(火)はUターンラッシュと重なるため、交通障害に十分な注意が必要だ。
 また、寒気の影響で寒さは厳しくなるため、寒さ対策も万全にして過ごしたい。

元旦 太平洋側ほど初日の出見られそう

1日(日)朝~夜遅くの天気分布予想

 年が明けて元日の朝は、山陰から北日本日本海側で雲が広がり、北陸から北では雪や雨が降る見通し。西日本から北日本太平洋側ではおおむね晴れ、九州北部や沖縄でも晴れて初日の出を見るチャンスがありそうだ。昼前から夜遅くにかけても、太平洋側では晴れる所が多い見込み。
 ただ、夜遅くなるほど冬型の気圧配置が強まって北陸から北日本日本海側では山沿いを中心に大雪となるおそれがある。風は強まって猛ふぶきとなりそうだ。

北陸や北日本 Uターンラッシュは大雪のおそれ

2日(月)午後3時と3日(火)午後3時の雨・雪・風の予想

 強い冬型の気圧配置は4日(水)ごろにかけて続くおそれがある。特に2日(月)や3日(火)はUターンラッシュと重なるため、北陸や北日本日本海側では大雪、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害に十分注意したい。着雪、なだれや屋根からの落雪などにも注意が必要。
 北陸では落雷や竜巻など激しい突風にも注意したい。

万全な寒さ対策も必須

週間天気予報

 強い寒気の影響を受けやすい北陸や北日本を中心に、気温は4日(水)にかけて平年並みか低い見通し。大雪や猛ふぶきなどと同時に、厳しい寒さにも気をつけたい。
 太平洋側では冬晴れの日が多く日ざしに恵まれそうだが、冷たい風が強めに吹くため、日ざしのぬくもりは感じにくい見通し。

1日(日)の予想最小湿度と乾燥に注意

 なお、太平洋側では空気の乾燥が続くため、火の取り扱いに注意し、肌荒れやのどの乾燥にも気をつけて過ごしたい。

(気象予報士・鈴木悠)

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