28日(水)は、仕事納めという所が多いと思うが、いったん冬型は緩んでいるため、太平洋側を中心に穏やかに晴れる所が多くなりそうだ。日本海側でも朝のうちは晴れ間があるが、午後は次第に雨や雪が降り出す見込み。年末年始は、あす29日(木)と年明け2日(月)ごろに冬型の気圧配置が強まる見通しで、日本海側を中心に雪の降り方に注意が必要となる。

朝は広く晴れ　太平洋側は乾燥続く　日本海側は下り坂

　冬型の気圧配置はいったん緩み、今朝は、日本海側の雪や雨の範囲もかなり狭まっている。日本海側では朝のうちは晴れ間の出る所もあるが、新たに低気圧が接近するため、北陸と北日本日本海側では、午後は次第に雨や雪となる見込み。降り出しは北日本でも雨の所が多く、雷雨となる所もあるが、夜は次第に雪に変わりそうだ。

　太平洋側は晴れて、空気の乾燥が続く所が多い見込み。年の瀬の慌ただしい時期ではあるが、火の元の確認を忘れず、手肌の乾燥にも気を付けて過ごしてほしい。

日差し暖か　年末の買い出しや大掃除に適した陽気

　最高気温は、東北南部から西の太平洋側で10℃を超える見込み。日差しの暖かさに後押しされ、年末の買い出しや大掃除も捗りそうだ。北日本は一桁だが、この時季としては気温は高め。北陸から山陰にかけては10℃前後まで上がる予想で、屋根からの落雪や、山沿いではなだれに注意が必要だ。

年末年始　帰省や旅行は気象情報を確認

　あす29日(木)は、再び冬型の気圧配置となる見込み。日本海側を中心に風が強まり、北陸から東北の日本海側を中心に雪が強まったり、雷を伴う所もありそうだ。

　その後は年明け2日(月)ごろに冬型が強まる見通しで日本海側を中心に大雪のおそれもあるため、年末年始も気象情報や交通情報を確認してほしい。
　太平洋側は晴れて、空気の乾燥が続く所が多くなりそうだ。

（気象予報士・海老原美代子）