「院展」岡山会場、2日開幕 初春彩る58点展覧

2022年の「院展」岡山会場

 初春を彩る「院展」岡山会場(日本美術院、山陽新聞社主催、岡山県、岡山市共催)が2日、岡山市北区表町、天満屋岡山店6階葦川(いせん)会館で開幕する。

 近代日本美術の指導者岡倉天心らが創設した日本美術院の再興第107回展。現代日本画壇の巨匠や郷土ゆかりの気鋭が手がけた58点を展覧する。

 ウクライナの隣国、ポーランドの古都が朝日に輝く情景に平和への願いを託した田渕俊夫同美術院理事長の「輝きの朝」、生命を象徴するシーラカンスに腰かける女神を幻想的に描いた同人・井手康人倉敷芸術科学大名誉教授の「海乃神」など気品漂う大作が並ぶ。

 15日まで(会期中無休)。午前10時~午後5時半。一般千円、高校生600円、中学生以下無料。2日は和装の入場者は無料となる。会期中は毎日、地元の茶道各流派による茶席が設けられる。

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