冬型の気圧配置が強まるため、北陸から北の日本海側を中心に4日(水)ごろにかけて大雪やふぶきとなる所がある見込み。正月の帰省先や旅行先からのUターンと重なるおそれもあり、交通への影響などに注意が必要だ。
局地的には猛ふぶきも
日本付近は、2日(月)にかけて冬型の気圧配置が強まり、特に北日本の上空には強い寒気が流れ込む予想。このため、北陸から北の日本海側を中心に大雪やふぶきとなる所があり、特に北海道日本海側南部と太平洋側西部では、2日昼前にかけて西または北西の風が雪を伴い非常に強く、海はしける見込み。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒し、高波にも注意が必要。なお、冬型の気圧配置の強まりの程度によっては、暴風雪となる地域が拡大するおそれがある。
また、2日にかけては、北陸や東北の日本海側でも落雷や突風を伴って雪の強まる所がある見込み。その先も、4日ごろにかけては同じような地域で雪が続き、積雪が増加する所もありそうだ。正月の帰省先や旅行先からのUターンと荒天が重なるおそれもあり、交通への影響などに注意が必要となる。
太平洋側も風が冷たく、空気カラカラ
太平洋側では、4日ごろにかけても晴れの天気が続く所が多く、広い範囲での大きな天気の崩れはない見込み。ただ、北寄りの風がやや強く吹く所もあり、特に3日にかけては日ざしのもとでも空気が冷たく感じられそうだ。外出の際は、風を通しにくいような暖かい服装を心がけたい。また、空気の乾燥した状態が続くため、火の取り扱いや体調管理には引き続き注意が必要だ。
(気象予報士・佐々木聡美)