群馬サッカーの雄、前橋育英高校!「歴代ベストイレブン」はこれだ

今年のインターハイを制した群馬の雄、前橋育英高校。

現在行われている第101回高校サッカー選手権でも、3回戦で埼玉の昌平高校との関東対決を制しベスト8へ進出している。

そこで、過去に前橋育英に在籍していた選手たちの中からベストイレブンを選んでみた。

GK:吉田舜

2014年度卒

第93回選手権の準優勝メンバー。

法政大学から2019年にザスパクサツ群馬へ加入し、即レギュラーを獲得してチームのJ2昇格に貢献。

翌2020年に移籍した大分トリニータでは出場機会に恵まれなかったが、今年から地元埼玉の浦和レッズでプレーすることが決まっている。

DF:松田直樹

1994年度卒

世代別代表で活躍するなど「超高校級」として注目を集め、激しい争奪戦の末に1995年に横浜マリノスへ加入。

アトランタ五輪や日韓ワールドカップに出場し、2003、2004シーズンにはキャプテンとして横浜F・マリノスをリーグ連覇に導いた。

2011年8月2日、松本山雅FCで練習中の急性心筋梗塞により死去。

DF:青山直晃

2004年度卒

高校3年次に名古屋グランパスの特別指定選手になったが、清水エスパルスでプロ入り。

兵働昭弘、岩下敬輔。枝村匠馬、岡崎慎司、平岡康裕といったクラブ史上に残る同期入団の中でも早くからレギュラーとして活躍した。

2015~2018年にはタイのムアントン・ユナイテッドでプレー。2020シーズン限りで現役を引退している。

DF:青木剛

2000年度卒

2001年に加入した鹿島アントラーズで15年半プレーし、守備のマルチロールとして数多のタイトルを獲得。

2008~2009年は岡田武史監督の日本代表にも招集され2試合に出場した。

2021シーズン限りで現役を退き、現在はプロフットゴルフ選手として活躍している。

DF:角田涼太朗

2017年度卒

前橋育英が悲願の初優勝を達成した第96回選手権出場メンバーの一人。

筑波大学で成長を遂げ、4年次の2021年夏に蹴球部を退部し、翌年からの加入が内定していた横浜F・マリノスとプロ契約した。

2022シーズンにさっそくJ1優勝に貢献している。

MF:山口素弘

1986年度卒

前橋育英初のワールドカップ出場メンバー。

東海大学から全日空へ入社し、J初年度から横浜フリューゲルスの中心選手で活躍。“ラストマッチ”となった1999年1月1日の天皇杯決勝ではキャプテンとして優勝杯を掲げた。

2007シーズンをもって現役を引退。現在は名古屋グランパスでゼネラルマネージャーを務めている。

MF:細貝萌

2004年度卒

高校時代は10番を背負いトップ下で活躍。

2005年に加入した浦和レッズでギド・ブッフバルト監督のもと守備的なポジションにコンバートとされ、その後日本代表としても30試合に出場した。

2021年9月に地元のザスパクサツ群馬へ移籍し、今年も群馬の名を背負ってプレーする。

MF:坂元達裕

2014年度卒

高校同期は小泉佳穂(浦和)、岡村大八(札幌)、鈴木徳真(C大阪)、渡邊凌磨(FC東京)、吉田舜(浦和)という凄いメンバー。

東洋大学を経て2019年にモンテディオ山形へ加入し、いきなり大活躍。1年でセレッソ大阪へ引き抜かれ、日本代表でもプレーした。

2022年1月にベルギーのオーステンデへ移籍。

MF:小泉佳穂

2014年度卒

吉田舜、坂元達裕と同じ、前橋育英“黄金世代”の一人。

その中でも屈指のテクニシャンとして知られ、坂元の必殺技である「切り返し」は小泉のそれを真似して練習し続けたことで生まれたという。

青山学院大学を経て2019年にFC琉球でプロとなり、2年後に浦和レッズへステップアップした。

MF:金子拓郎

2015年度卒

“黄金世代”の1学年下。2年次に選手権決勝へ進出したものの、これだけのメンバーを擁しながら星稜に敗れ準優勝に終わった。

日本大学から北海道コンサドーレ札幌へ加入し、特別指定だった2019シーズンから印象的なプレーを披露。

プロ1年目からレギュラーとして活躍したものの、3年目の2022シーズンは怪我もあり出場機会を減らしている。

FW:皆川佑介

2009年度卒

前橋育英初タイトルとなった2009年の総体優勝メンバー。

2014年に中央大学からサンフレッチェ広島へ加入するとその年、新たに就任した日本代表のハビエル・アギーレ監督に大抜擢され、9月のウルグアイ戦に出場した。

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A代表キャップはこの1試合のみ。2022シーズンはJ2のベガルタ仙台で33試合5ゴールを記録し、今年からレノファ山口FCでプレーする。

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