きょう4日(水)は冬型の気圧配置が続き、近畿から北の日本海側では雪が降り、大雪となる所もある見込み。太平洋側は広く晴れるが、東海などでは一時的に雪雲や雨雲が流れ込みそうだ。
　また、きょうから仕事始めという方も多いと思うが、けさも朝の支度を進めるのに時間がかかるような厳しい冷え込みとなっている。日中も、北日本を中心にこの時季としては気温が低く、防寒対策必須の寒さとなりそうだ。

日本海側は大雪に注意　太平洋側も一部で雪雲

　近畿から北の日本海側では雪や雨が続き、きょうも、大雪となる所がありそうだ。特に、午後は、近畿から北陸にかけて発達した雪雲が流れ込み、雷を伴って、雪の降り方が強まる所がある見込み。沿岸部を中心に風も強く吹くため、強風や落雷、突風に注意するとともに、大雪による交通障害やなだれにも注意が必要となる。
　太平洋側でも、名古屋など東海地方では、一時的に雪や雨の降る所がありそうだ。沖縄も雲が取れにくく、ぐずつく見込み。

全国的に厳しい寒さ　太平洋側は乾燥にも気を付けて

　けさも、全国の6割を超える観測地点で、最低気温が0℃未満の冬日となっていて、北海道の陸別で午前5時現在の最低気温が－28.6℃まで下がるなど、厳しい冷え込みとなっている。ちょうど仕事始めの出勤などにむけて身支度をする時間帯が一番冷え込みそうだ。
　最高気温も、北日本を中心に、松の内のこの時季としては低めで、朝晩はもちろん、日中もマフラーや手袋での防寒対策が必要となる。

　晴れる太平洋側、関東から西では、風がなければ昼頃に日差しの温もりを感じられそうだが、空気はカラカラに乾いている。手肌やのどの乾燥に気を付けるとともに、火の取り扱いに注意が必要だ。

週の後半は冬型緩む　7日(土)は太平洋側で雨や雪

　あす5日(木)にかけて冬型の気圧配置が続くが、6日(金)には冬型が緩んで、日本海側でも雪の止む所が多くなりそうだ。7日(土)は本州の南岸を低気圧が進み、太平洋側で広く天気が崩れる見込み。雨の所が多いが、低気圧のコースや寒気の強さによっては予報が変わったり、東京などでも雪の混じる可能性がある。三連休の初日に当たるため、最新の予報を確認してほしい。

（気象予報士・海老原美代子）