12月の天候まとめ たびたび寒気南下 東・西日本で低温 高知で積雪14センチ 1位記録更新

12月の天候まとめ 出典=気象庁HP

 気象庁は4日(水)、2022年12月の天候のまとめを発表した。中旬以降、西日本を中心に強い寒気が南下した時期があり、月平均気温は東・西日本で低くなった。北・東日本の日本海側は強い冬型の気圧配置となる日が多く、月降雪量は東日本の日本海側でかなり多くなった。

 西日本の日本海側は、上旬は高気圧に覆われやすかったが、中旬以降は強い冬型の気圧配置となる日があった。このため、東・西日本の日本海側を中心に、太平洋側の一部でも交通機関等に影響が出るような大雪となった所があった。23日は高知で最深積雪が14センチと、これまでの記録9センチ(2005年)を大幅に上回り、1912年の統計開始以降、月最深積雪大きい方からの1位を更新した。

中旬以降 寒気南下

 14~16日、18~20日は冬型の気圧配置が強まり、北・東日本の日本海側で山形県、福島県、新潟県を中心に記録的な降雪となった所もあった。また、九州を含めて西日本の平野部でも雪が降った。
 22~23日にかけて低気圧が日本海と本州南岸を進み、低気圧が北海道付近を通過した後は、26日まで強い冬型の気圧配置となり北海道などで暴風雪となった。山形県や石川県を中心に北日本から西日本の広い範囲で大雪となった。23 日の降雪の深さ日合計は高知で18センチと、1953年の統計開始以降、通年で最も大きくなり、徳島で11センチと1953年の統計開始以降、12月として最も大きくなった。

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