大石知事「県民との対話 大事に」 長崎県内自治体 仕事始め

仕事始め式であいさつする大石知事=県議会議場

 長崎県内の官公庁で4日、仕事始め式があり、知事や市長らが新年の目標や課題を掲げ、職員に奮起を促した。
 県庁では新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの実施となり、職員約200人が出席した。大石賢吾知事は新年度の予算編成について、既存事業を厳しく見直して事業の選択と集中を図る必要性を強調。「県民との対話を大事にし、何が本当に求められているかをくみ取り、解決策を提示してほしい」と呼びかけた。
 2025年度までの県総合計画の一部を見直す方針も示し、「新しい長崎県づくりを実現するため、大胆な発想や未来を切り開く政策を積極的に盛り込んで」と要求。県政の重要課題にも言及し、佐世保市のハウステンボスに誘致を目指すカジノを含む統合型リゾート施設(IR)、九州新幹線長崎ルートの全線フル規格化、石木ダム建設推進などに「全力を注ぐ」とした。


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