6日(金)から7日(土) 太平洋側も一時的に雨や雪 来週は次第に気温上がる予想

 冬型の気圧配置が続くため、5日(木)も日本海側は雪や雨が降る見込み。午前中より雪の範囲は狭まる傾向だが、山沿いを中心に夕方までは局地的に雪の降り方が強まりそうだ。あす6日(金)は冬型の気圧配置は緩むものの、西から天気が下り坂に向かい、7日(土)にかけて太平洋側でも雨や雪の降る所がある見通し。

■変化の兆し

 しばらく続いた冬型の気圧配置は、そろそろ終盤に差し掛かっている。ただ、5日(木)午後も北日本はまだ風の強い地域があり、日本海側は山沿いで雪の量が増える所がある見込み。全国的に冬らしい寒さが続き、東日本の太平洋側など晴れる地域でも、日陰に入るとからっ風の冷たさが本領発揮しそうだ。

 6日(金)は日本海側の雪は止む所が多いが、西日本は次第に雲が広がる見込み。九州北部は昼過ぎから雨の降り出す所があり、夜にかけて九州南部や中国地方の一部も降水の範囲が広がる見通し。気温が低い山地は、雪の降る所もありそうだ。

■連休以降の天気

 7日(土)午前にかけては、近畿や東海でも雨や雪となり、内陸はうっすら積もる可能性もあるため、路面の状態などに注意が必要だ。東京など関東でも、沿岸を中心に、昼前後は一時的に雨や雪の降る所がある見通し。西日本の太平洋側は午後は天気が回復するが、西寄りの風が強まりそうだ。

 8日(日)は太平洋側で晴れるが、日本海側は午前を中心に雪や雨の降る所が多い見通し。9日(成人の日)は関東から西で晴天が続き、気温が上がる傾向にあるが、北陸から北は雪や雨で風が強まる見通し。来週の後半になると、北日本も寒気の影響下からは外れてくる予想で、気温が急に上昇する可能性がある。積雪の多い地域は、なだれや融雪による道路の冠水などに注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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