広島県内で74人死亡 去年発生の交通事故 前年より増加 「都市部での事故 目立つ」

去年、広島県内の交通事故で亡くなった人は、4年ぶりに前の年より増加しました。

県警によりますと、去年1年間に交通事故で亡くなったのは74人でした。記録が残る1948年以降で最も少なかったおととしよりも4人増加しました。

年齢別でみると、最も多かったのは65歳以上で38人、次に20代が11人と多く、おととしに比べて大幅に増加したということです。

また、歩行中の事故で亡くなった人が減った一方で、自動車やバイクなどの車両に乗っていて亡くなった人が増えたということです。

県警は、交通量の多い都市部での死亡事故が目立ったとして、歩行者と車のドライバーの双方に対し、「『出てこないだろう』ではなく、『出てくるかもしれない』という意識で周囲に注意してほしい」と呼びかけています。

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