「完璧なレース」高校駅伝V報告 倉敷の選手ら山陽新聞社訪問

松田正己社長から花束を受け取る倉敷高の新雅弘監督(中央)と選手ら=山陽新聞社

 男子第73回全国高校駅伝(昨年12月25日・京都=7区間42.195キロ)で4年ぶり3度目の日本一に輝いた倉敷高陸上部の選手らが5日、岡山市北区柳町の山陽新聞社を訪れ、快挙を報告した。

 都大路を走ったメンバー6人と新雅弘監督、福田耕士校長が来社。山陽新聞社の松田正己社長が「大会新記録での優勝、誠におめでとうございます」と祝福し、新監督に花束を贈った。越宗孝昌相談役も「過去2度の栄冠と比べても強さが際立っていた」とたたえた。

 都道府県予選で全国トップタイムをマークし、優勝候補筆頭と目された重圧を乗り越え、新監督は「完璧なレースができた。(2位以下を突き放した)4区で心の中でガッツポーズをした」と振り返った。各選手も「一つでも上の順位でつなぐことだけを考えた」「自分の役割に集中した」などと話した。

 倉敷高は1区南坂柚汰選手が5位発進し、3区のサムエル・キバティ選手が区間新記録で首位に浮上。4区桑田駿介選手の区間賞でリードを広げた。7人全員が区間5位以内と総合力の高さを見せつけ、2時間1分10秒の大会新記録を樹立した。

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