バレーボールの第75回全日本高校選手権第2日は5日、東京体育館で男女の2回戦が行われ、長崎県勢は男子の大村工が愛工大名電(愛知)、女子の九州文化学園が松山東雲(愛媛)にそれぞれ2-1で競り勝ち、そろって3回戦へ進んだ。
大村工は立ち上がりのリズムが悪く第1セットを21-25で落としたが、ここから2セットを連取して逆転勝ち。相手スパイクを何度も拾って第2セットを27-25でものにすると、第3セットもOP山口、OH土井の左右のエースを中心に得点を重ね、25-21で制した。
九州文化学園は第1セット、OH大串が得点を量産して25-22で先取。第2セットは相手の粘り強い守備に苦しんで20-25で取り返されたが、第3セットは中盤以降にリードを広げて25-21で振り切った。OH佐藤侑がブロックアウトやサービスエースで気を吐いた。
このほか、女子は昨夏のインターハイで優勝した金蘭会(大阪)が進徳女(広島)を退け、秋の国体王者の古川学園(宮城)は京都橘を下した。男子の鎮西(熊本)は松本国際(長野)との好カードを制し、インターハイ王者の東山(京都)は酪農学園大とわの森三愛(北海道)を破った。
女子で3連覇を狙った就実(岡山)は新型コロナウイルスの陽性者が出たため欠場となり、新潟中央の不戦勝となった。
第3日は6日、同体育館で男女の3回戦と準々決勝を実施。3回戦で大村工は第4試合(13時10分)で駿台学園(東京)、九州文化学園は第2試合(11時)で古川学園と対戦する。