史跡足利学校で書き初め会 論語テーマに中学生ら力強く【動画】

方丈で書き初めに臨む子どもたち=6日午前10時20分、足利市昌平町

 栃木県足利市昌平町の史跡足利学校の方丈で6日、新春恒例の書き初め会が開かれた。市内の小中学生18人が参加し、「思いやり」「温故知新」など論語にまつわる言葉を書き上げた。

 今年で26回目。講師を務めた足利書道連盟の亀井言尉(かめいげんじょう)会長(76)は「手本を見ながら、一字一字心を込めて書いてほしい」とあいさつした。参加者は文字のバランスや名前の位置について5人の講師からアドバイスをもらいながら、力強く筆を運んだ。

 5回目の参加という同市第二中2年島田茉歩(しまだまほ)さん(14)は「昨年よりも大きく、太く、角度に気を付けて書けた」と話した。

 作品は31日まで、同学校で展示される。

方丈で書き初めに臨む子どもたち=6日午前10時40分、足利市昌平町

© 株式会社下野新聞社