陸別(北海道)で-30.6℃ 北日本は4日(水)にかけても寒さ続く 日本海側は大雪に注意

 上空の寒気の影響で、日本海側は山沿いを中心に、雪の降り方が強まっている所がある。風が強く、ふぶきで見通しが悪い所もあるため、交通障害に注意が必要だ。なお、北日本を中心に、あす4日(水)にかけても厳しい寒さが続きそうだ。太平洋側は空気が乾燥するため、火の取り扱いに注意が必要となる。

4日(水)朝も冷え込む

 けさは北海道の内陸を中心に厳しい冷え込みとなり、陸別(十勝)は午前7時半すぎに気温が-30.6℃まで下がり、全国で今シーズン初めて-30℃を下回った。北海道や東北北部は日中も気温が上がりにくく、最高気温が0℃未満の真冬日の所が多くなりそうだ。

 北海道は4日(水)朝も、けさほどではないが冷え込みが強まる見通し。関東から西の各地も、あすの朝は暖かな布団から抜け出すのに苦労しそうだ。

大雪のおそれ

 日本海側は4日(水)だけでなく、5日(木)にかけても雪が降りやすく、新潟や山形の山沿いを中心に積雪が多くなる見込み。人の移動が多い時期だけに、最新の気象情報だけでなく、交通情報にも注意が必要となる。太平洋側は晴天が続くが、関東や九州南部は特に空気が乾燥するので、火の取り扱いに注意が必要だ。

週末 太平洋側もお湿りか

 6日(金)は冬型の気圧配置が緩み、日本海側の雪の範囲は狭まる見通し。ただ、6日(金)の遅い時間から7日(土)は、低気圧の影響で西から降水域が広がり、太平洋側でも雨や雪の降る所がある見込み。8日(日)にかけて、東・西日本は風が強まる所がありそうだ。なお、来週は平年より気温が高くなる地方が多いなど、今後は気温の変化が大きくなる可能性がある。

(気象予報士・高橋和也)

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