【祝20歳】感謝を胸に、決意新た【足利・佐野・栃木・小山・野木】

記念撮影する出席者ら

 県南5市町で8日、20歳を祝う式典が一斉に行われた。晴れ着やスーツに身を包んだ出席者は旧友らとの再会を喜び、大人の自覚を新たにした。

 ◆足利市◆ 

 足利市が主催する「二十歳を祝う会」(旧成人式)は朝倉町のあしかがフラワーパークプラザなど9会場で開かれた。20歳の若者たち計1108人が出席し、早川尚秀(はやかわなおひで)市長らから祝福を受けた。

 同プラザに集まった山辺・矢場川地区の163人は、来賓の茂木敏充(もてぎとしみつ)自民党幹事長から「夢や目標に大きいとか、小さいとかはない。オンリーワンの夢や目標の実現に向け、さらなる飛躍を」と激励を受けた。

 都内の大学2年飯田真唯(いいだまい)さん(20)=堀込町=は「初心を忘れず努力を続け、尊敬される大人になりたい。将来は地元に戻り、アナウンサーになれたら」と話していた。

 ◆佐野市◆ 

 佐野市内で本年度、20歳を迎えたのは佐野、田沼、葛生の3地区で計約千人。2部に分かれて「二十歳のつどい」が開催された佐野会場の市文化会館には計約600人が詰めかけ、金子裕(かねこゆたか)市長や茂木敏充(もてぎとしみつ)自民党幹事長らの祝福を受けた。

 式典で金子市長は「市をさらに発展させるためには若い皆さんの力が必要。皆さんの知識、知恵、夢をお貸しください」とあいさつ。高萩町の大学2年伊牟田凪砂(いむたなぎさ)さん(20)は出席者を代表し「中学生時代の友人と久しぶりに顔を合わせて笑い合い、思い出を語り合えたのはとても幸せだった」と感謝の気持ちを表した。

 ◆栃木市◆ 

 「栃木市二十歳の集い」は市内6カ所で行われた。栃木地区は感染症対策として午前、午後の2部で実施された。

 市内の対象者は計1470人。栃木地区の会場となったとちぎ岩下の新生姜(しょうが)ホールには603人が訪れ、旧友との再会を喜んだり、写真を撮って思い出話に花を咲かせたりした。

 式典で大川秀子(おおかわひでこ)市長は「社会の一員として大いに活躍されることを期待する」とあいさつ。出席者代表の大学2年森戸剛(もりとつよし)さん(20)は「今ここから世界のための一歩を踏み出すことを誓う」と力強く述べた。

 ◆小山市◆ 

 「小山市二十歳を祝う会」が市内の中学校11カ所で開かれた。

 対象者は計約1700人。小山城南中の会場には約260人が出席し、浅野正富(あさのまさとみ)市長は「どのようなときであっても人のつながりを大切にし、臆することなく自らの未来を切り開いてほしい」と祝辞を述べた。

 出席者の代表で大学2年人見美保(ひとみみほ)さん(20)は「歳を重ねて過去を振り返ったとき、つらかったことなどを友達と笑い合えるくらい成長し続けたい」と表情を引き締めて誓った。

 ◆野木町◆ 

 「野木町はたちを祝う会」は野木エニスホールで開かれ、出席した約200人が旧友や恩師との再会を喜んだ。

 真瀬宏子(ませひろこ)町長は「皆さまには多くの責任が求められる。若さという武器で困難に負けず、前に進んで下さい」とエールを送った。

 出席者を代表し、大学2年富川剛(とみかわつよし)さん(20)は「仲間たちと久しぶりに会うことができ、とてもうれしい。自分の信念を持ち日々まい進していきたい」と誓った。

あしかがフラワーパークプラザに集まった20歳の若者たち
記念撮影を前に近況を報告し合う出席者
写真撮影に臨む出席者たち
式典に臨む出席者たち
式典に臨む出席者たち
晴れ着姿で記念撮影する出席者たち

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