それぞれの思いを筆に込め 平戸で書き初め大会

集中して書き初めをする子どもたち=平戸市多目的研修センター

 平戸市南部公民館の新春書き初め大会が7日、辻町の市多目的研修センターであり、小中学生から高齢者までの約50人が新しい年への思いを筆に込めた。作品は14~29日、同センターに展示する。
 同公民館の新年恒例行事。参加者は半紙や条幅に「松かざり」「平戸の伝統」などの言葉、歴史上の人物の名言などを約1時間かけて仕上げた。「希望」と書いた市立野子小5年の元山瑠花さん(10)は「希の『巾』の中央の線がぶれないよう気を付けた」と話した。
 全員の作品が仕上がった後、講師を務めた市内の書道家、大石萌蘭さん(独立書人団所属)が横約6メートル、縦約1.6メートルの紙に「飛躍」と揮毫(きごう)。参加者全員が余白部分に「がんばる」などと寄せ書きした。大石さんは「新型コロナウイルス禍の自粛ムードから、一歩踏み出して、みんなで前進したいという思いを込めた」と語った。


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