【新潟県内の雪被害(10日15時現在)】湯沢町で雪下ろし中の男性が転落し死亡、今冬の雪による死亡者は9人に

新潟県は10日、同日15時現在の県内における雪の被害状況を発表した。被害状況は県内市町村から報告があったものを取りまとめたもの。

それによると、今冬の雪被害による死者数の累計は9人となった。また、重傷者の累計は31人、軽傷者の累計は54人で、人的被害の合計は94人となった。

市町村別に見ると、新潟市で4人、長岡市で29人、三条市で1人、柏崎市で15人、新発田市で5人、小千谷市で8人、十日町市で3人、村上市で2人、妙高市で4人、五泉市で1人、魚沼市で11人、南魚沼市で1人、胎内市で3人、阿賀町で1人、湯沢町で1人、津南町で3人、関川村で1人。

原因別の内訳では、雪おろしなどの除雪作業によるものが最も多く47人で、除雪機事故によるものが15人、側溝などへの転落によるものが3人、その他(疾患発症含む)が27人。このうち、65歳以上の高齢者の死傷者数は半数を超える50人。

県によると、新たに死亡が報告されたのは湯沢町の50歳代男性。男性は8日、宿泊施設の雪下ろし中に高さ約9メートルの屋上から転落。ともに作業をしていた作業員が発見し通報した。ヘルメットと安全帯の装着はなかった。

© にいがた経済新聞