チューリッヒ保険会社が顧客の個人情報漏えい 海外サイトに掲載…対象は保険加入の最大75万7千人超

 チューリッヒ保険会社(本社東京都)は1月10日、外部委託業者が第三者からの不正アクセスを受け顧客情報の一部が漏えいしたことが判明したと発表した。情報漏えいの可能性がある顧客は、同社の「スーパー自動車保険」に現在、または過去に加入していた顧客のうち最大75万7463人。不審な電話や郵便物、電子メールが届いた場合は、応答や開封の際に注意するよう呼び掛けている。

 同社のホームページによると、9日未明に、顧客の個人情報が海外のサイトに掲載されているとの情報があり調査を実施。同社の顧客の個人情報が一部含まれていたという。漏えいの可能性がある項目は、姓(漢字、カタカナ)、性別、生年月日、メールアドレス、証券番号、顧客ID、車名・等級など自動車保険契約にかかる事項。クレジットカード番号や銀行口座情報、事故の内容などは含まれていない。情報流出の経緯は調査中としている。

⇒アフラック生命保険でも…情報漏えいサイトに掲載判明

 同社は「委託先と綿密に連携して二次被害の防止を図り、再発防止に向けてセキュリティ対策の強化に努める」としている。専用のフリーダイヤル=0120-083-840(午前9時~午後5時)=で質問や不安の相談を受け付けている。

© 株式会社福井新聞社