アクセス抜群! 「令和の森」にアスレチックとドッグラン 隣接エリアにはBBQ場も 三芳で初の公営

アスレチック広場に設置されている「冒険丸太渡り」(埼玉県三芳町提供)

 子どもたちが伸び伸びと遊べる木製のアスレチック遊具を設置した「アスレチック広場」と犬が自由に走り回れる「ドッグラン広場」が埼玉県三芳町役場周辺の「令和の森公園」内に設置され、運用が始まった。町民らの福祉向上を図ろうと、総合運動公園やテニスコート、弓道場などが設置されている「同公園」の整備に着手している町が建設した。同町で公営のアスレチックとドッグランの開設は初めて。

 アスレチック広場は同役場南側に隣接するテニスコートの東側の緑地公園(約8500平方メートル)の一角に整備。敷地面積はバーベキュー場に隣接する約700平方メートル。雑木林の中に丸太やロープを活用した「冒険丸太渡り」や「ターザンロープ」など6種類の木製遊具が設置されている。

 ドッグランは役場北側の駐車場の一角(約800平方メートル)を造成して整備。体重10キロ未満の小型犬エリア(約330平方メートル)と同10キロ以上の中型、大型犬を含めたフリーエリア(約450平方メートル)に分けられている。利用は午前5時から午後7時で、希望者は事前登録する。

 同町は2019年10月、元社会教育委員らをメンバーにした「令和の森公園整備計画策定委員会」を設置。同委員会が周辺の自然を生かしたアスレチック広場やドッグラン、市民農園などの整備を答申したことを受け、町は2施設で約3千万円の工費を計上。22年4月から建設に着手していた。

 町都市計画課は「アスレチック広場は雑木林を残すなど環境に配慮しており、隣接するバーベキュー場とせせらぎ水辺広場などを合わせて憩いの場となってほしい。ドッグランは役場の駐車場が利用できるため、飼い主にとってのアクセスも良い」と利用を呼びかけている。

三芳町役場北側の駐車場の一角に整備されたドッグラン(埼玉県三芳町提供)

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